無題 #0001107
当時の取り留めなく書き散らした読み辛い撮影記録ながら、僅かに手を加えるにとどめて転記する。
黒部峡谷鉄道凸型電気機関車イベント列車撮影に宇奈月まで小遠征した。
土曜か日曜のうち2011.07.02土曜日に行くことに決めたのは、土曜日の方が天候が良さそうだという事前予報を判断根拠にしてのことだったが、結局は土曜日よりも日曜日の方が良さそうだったという心証を持つに至ってしまった。
自身の判断があっさり裏目に出たようで甚だ残念だった。
それなら両日共出掛ければ良かったではないかというものだが、僅か50キロメートル強(53.3km)に過ぎない富山地方鉄道線・電鉄富山~宇奈月温泉の当時の片道運賃1,790円を考慮すればとてもではないが安易に二度も通える気がしなかったのだ。
とは言うものの地鉄線運賃の点で裏技とも言えない裏技があって、それは駅前にある金券ショップで地鉄の株主優待券を購入することなのだった。
当該株主優待券は700円で販売されていたので、それを購入すれば片道700円まで圧縮することができた。という訳で正規運賃の半額以下にまで運賃を節約した。
他にも遠征する場合のことを考えると遠征費用をここだけにたくさん費やす訳にはいかないのだった。
日曜日に格別の好天で絶好に明るい陽射しが期待できる見込みが確実にあれば、再び現地に赴いたのかもしれなかったが、日曜日の許容される出発最終時刻の時点でそういう確信を得られず結局のところ出撃しなかった。
それでも結果的には日曜日の撮影条件の方が断然良さそうだった感じがどうしても否定できなかったのは皮肉だった。
土曜日の天候状況はここ一番の時に雨さえぱらつくほど期待外れだった。
今回は二面撮影を試みたためD7000とD5000の二機材を用いた。
何れの撮影地も黒部峡谷鉄道にしては多くの撮り鉄が訪れていた。
六~七名の撮り鉄とはいえカメラを据え待ち受けるのに適した場所自体がどうしても狭目のため、それだけでもかなり混雑したように感じてしまった。
イベント列車の運転を決して見逃さない撮り鉄面々の鋭い嗅覚にはただただ恐れ入った。
凸型電気機関車が牽引するイベント列車だけを撮っている訳にいかないので、他の列車も狙うのだがこの場所では上下便を撮ることができるので効率が良かった。
この撮影地では、機関車や客貨車の足回りが完全に見えないのが残念な点だった。